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愛の早起き [コラム]

 早起きは三文の得というが、予定より遅く起きることはあっても早く起きることはなかなか無い。カーテンの隙間から差し込むうららかな陽射し。目覚まし時計の針は、早速ありえない方角を指していた。ぶっこわれてんじゃねえのかコレ。冷たい汗がじわり。テレビの中の坊主が「あわてないあわてない、一休み一休み」などとゆっている。部屋の時計、パソコンの時計、電話の時報、その他もろもろが一丸となって冷酷に事実を告げていた。「XXXX!」外人ばりに表記できない口汚い言葉で罵ってみる。なんてこった。慌てずになんていられるか。まごうことなき寝すぎである。ロックを愛する者としては、酒かっくらって酒瓶抱いて爆睡するかたわら、こっちは意識不明だってのに朝もはよから突然鳴り出す目覚まし時計。ひっつかんで壁に投げ捨てるくらいのことはやりかねない。寝る子は育つというが近年、育ってくるのは腹だけである。まるっきり育ってほしくない。むしろ人生、小学生くらいまで若返って妙に大人びてこまっしゃくれた子供になり、難事件を次々と解決したりしてみたい。ちなみに真の名探偵とはいつも、誰か死んでから事件を解決するもんらしい。

 早起きをするぞ。毎朝、3文から儲かるご家庭の主婦でも可能なビジネスソリューションだ。一週間で21文。ジャイアント馬場先生の16文キックより儲かる計算である。ひと月4週間として大体84文。一年で1095文。寛永通宝一文を寛永年間の銭湯利用料金6文とし、現在の風呂屋の利用料金700円から見れば一日350円儲かるらしい。一年で12万7750円。なんとひと月一万円からである。換算すると馬場先生としては5600円キックである。ちなみに、貨幣価値などというものはどんどんかわっていくものと相場が決まっているので、江戸時代後期慶応年間になると風呂屋も高く24文。ロシア民謡「一週間」のごとく週に一回くらいしか風呂に入れない計算だ。トゥリャリャー。つまり、円になおすと大体三文88円。一年で大体3万2千円。月収2600円くらいである。馬場先生のキックも467円相当である。適当絶頂のいいかげんな換算なのであまり信用に足るデータではないがつまり、多分あんまり儲からないということだ。

 目が覚めると小鳥が鳴いていた。どうやら早起きしてしまったらしい。三文の得の支払い元は依然として不明だったが、タバコに火をつけて、本来起きるまでの時間を何して過ごそうか考える。紫煙が部屋に溶けていった。フッ。二度寝は値千金の幸福らしい。どちらがより利益率が高いかなど言うまでもない。大体グラム2000円からの幸福のハズである。僕はココロザシも新たに、灰皿にタバコを押し付けると、おふとんをかぶった。

「そんな言い訳が通用すると思っているのかしら」
「正直スマンかった」

 女の子ベイベーの機嫌はプライスレス。遅起きはバブルが弾けて焦げ付いたような莫大なマイナス資産を抱えて出番を待っていた。

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