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愛の流星 [コラム]

 大宇宙。そして漆黒のアスファルト。夜を飾る月と星。またたく星に願いをかけてみたくなることはある。神に救いを求めるように夜空を見上げてこう言った。「保証人になってくれ!」星は、何事もなかったかのようにまたたいているばかりだった。神頼みだなんて、いよいよ僕もヤキが廻ってきたのかもしれないな。願いごとなんていつも自分で叶えてきたはずだ。そんな自嘲気味の笑みをうかべるけれど、星を見上げるのは好きだった。そう、あの日に恋した女の子ベイベーがそうしていたように。アクセルをあければ僕の代わりにエンジンが咆哮を上げた。信号がかわった。そのまま僕はクラッチを手放していく。加速するアスファルトの上でも、それはまばたいていた。望みはたったヒトツだけ。ベイベー僕ら、しあわせになりたい。あの子は笑っていた。

 金が欲しいとかもっとモテたいとか連帯保証人になってくれとか、即物的で通俗的な願い事から「世界人類が平和になりますように」なんて変に悟りきったことまで僕らは星に願いをかける。叶えてくれるとか、叶えてくれないとか、どっちだっていいんだ。星がまたたくその下を、僕らは練り走っていく。願い事とガソリンを抱えて細やかに爆発するエンジンにしがみつきながら。それがきっと大事なことなんだって思う。届かないあの星に憧れるのは、別に欲しいからじゃないよ。それが今、僕の行き先を教えてくれるからだった。僕らは何処にいても、あの頼りない星明かりを探していた。そうさ僕ら、しあわせになるためにいくらでも願うことがある。

「星が見えないな」都会の夜空は今夜も、ネオンと排ガスでドス紫色に曇っていた。僕らの道しるべは夜空の向こう。別れも無く去っていったあの子も、今となっては何処でどうしてるのかなんて知らなかった。願いごとなんてないよ。それよりもしも星で口説けるのなら、一夜限りの泥沼センチメンタルな夜空がロマンチックなブレーンバスターをきめて、タッチも鮮やかに女の子ベイベーのフォールにまわろうというものだが、あいにくその手は使えないらしい。舌打ちをしたそんな時、雲の隙間で星が流れた。一本二本生えただけで大喜びしていた純朴な少年の日の記憶がよみがえってきた。ちなみに最新の毛生え薬だけじゃ大人になれなかった。そしてフサフサになった今、一体何をしてるんだ。こんなところで。僕は。何をしてるんだ。曇った夜空の下で。あの星明りも、あの子のことも忘れたままで。どーしちまったっていうんだ。昨夜未明もレンタルで新作料金が半額だからといって仕事ほっぽらかしてガンダムSEEDデスティニーDVD4枚16話分を徹夜で見ていた。朝の光がまぶしかった。何をしてるんだ僕は。交差点の真ん中で、こんなことをしていて、僕はしあわせになれるっていうのか?

 星に願いをかけてみる。

 忘れてたよ。僕には願うコトがあった。そしてアクセルを開けて今夜も見えない星の下をぶっとばしていく。そうさベイベー、今もまだ、待っててくれているのか?夢の続きが見たくなったのさ。野暮なことは聞かないでほしいぜ。

 もちろんガンダムの方だ。

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いろんな意味でしあわせになりたい
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愛の就労条件 [コラム]

 アイウォンチュー!!!!!!!!キミが好き超好き、愛してる本当さ。いやむしろ愛されたい。キミのためなら僕は火の中水の中、そして張り裂けんばかりの胸いっぱいの愛でもう辛抱たまらんハアハア!!などと無駄にエクスクラメイションを連打しながら福沢諭吉先生に求愛してることはよくある。ラブミー!ぉぅぃぇー。より正確に言えば諭吉の仏頂面した日本銀行券なのだが、この諭吉、「人は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」と言った人だ。もちろん稲造や漱石は諭吉より安い。英世や一葉でも諭吉より安い。そして僕らは不当な労働条件での就労を余儀なくされることはよくあるが、愛する諭吉ベイベーに黄金水プレイされたいので仕方がない。そんな諭吉にクビったけ。ピンヒールで踏まれてブヒブヒ言ってる勢いだ。

 そして僕らは働かなくてはならない。就労するにあたって我々労働者は、実に色々なことを吟味する。駅から近いとか、やりがいがあるとか、金がいいとか、素敵女の子ベイベーがいるとか、社員割引が使えるとかそーゆー基準で大体選ぶのだが、そんな選択基準はロックではない。ロッカーならば、どちらかとゆーと「ネクタイをしめなくてもいい」とか「長髪でもOK」とか「金髪でもOK」とか、「アイアンメイデンのTシャツ着ててもいい」とか、どちらかとゆーと許可を貰う立場とゆーか、ネガティブで肩身の狭い選択基準であるはずだ。そーゆーもんである。喫茶店の自動ドアがガーっと開いた時に、ピンクの蛍光色に染めたモヒカンをワサワサと揺らしながら蝶ネクタイ締めて小脇にトレイ抱えた店員が、「ぃラッシャイマセーお客上等」と言って出てこないのはそーゆー理由によるものだ。そして肩身の狭いロッカー達は、今日もどっかの便所で便器掃除しながら、One for the money! Two for the show!おっとベイベー、オレのブルースェードシューズだけは踏むんじゃねえぞとか何とか言って歌っている。

「いいかベイベー、大事なことを教えてやる。金なんかより大切なものがあるんだ。それは」
 そこで言葉を切って、自分の胸の真ん中あたりを親指で指し示した。
「ハートだ」

 新しい仕事先の選択について相談してきた女の子ベイベーは、きょとんとした顔でそれを聞いていた。
「意外ね。給料の高い方だとか言うもんだと思ってたわ」
「そんなもんクソくらえだ」
「ハート?」
「そうだ」
 僕は、出来の良い生徒を褒めるように頭を撫でてやった。
「キミが働くなら絶対こっちの会社にするべきだ」
「なんで?」
「これ以上説明する必要があるのか?」

 ジト目の女の子ベイベー。

「ハートの問題だっつってんだろう。こっちの制服の方がかわいくて萌えるじゃないか」

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制服は重要なファクターだと思う
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愛の計画的反抗 [コラム]

 計画的な生き方ができるのならば、タフでハードボイルドでロックな人生なんて選ぶ必要はない。それでもしかし、予測不可能な運命に敢然と立ち向かう僕らは、タキシード着たチワワを前にして「ご利用は計画的に」という台詞を思い出している。そうだ計画は大切だ。ペディグリーチャムですら借金して買っちまいそうな勢いだ。もちろん注意が必要なんである。めくるめく理想の未来が胸をときめかせることはあっても、物事はそうそう計画的に進むものではないらしい。わかってるさ。明日何が起きるかなんてわかりはしない。今年中にやっておきたいことがあるなんて、心に決める計画表。僕は白地図のような未来の新大陸に、自分の理想を書き込んだ。「モテる」。あんまりな新大陸だが、そのためにはまず、綿密な計画を立てなければならなかった。

 運命や未来、漠然とした将来への不安とゆーものに対して、ウケかセメかで言えば僕はウケだ。うるんだ瞳で「優しくしてね」なんてブッていることは多くても、連中、加減とゆーものを知らないのでサディスティックなハードプレイが連日連夜続いてる。そろそろこっちの番だろう?ロックのイントロが流れ出す。ボーン・トゥ・ビー・ワイルド。やりたいようにやらせてもらうぜ。どうやら以前から暖めていた計画を実行する時が来たらしい。僕は運命に立ち向かう者特有の、決意した表情でクローゼットをぶち開けたのであった。

「そんなワケで計画的にモテてみようと思う」「何か悪いもんでも食ったのか?」「いきなりご挨拶だな。僕のスーツ姿がそんなに珍しいか?」「いや何事かと思ったんだ」「まぁ聞いてくれよ。いいか、計画としてはこうだ。昨今の女の子ベイベーはスーツのパリッとした姿に弱いと聞くぜ。普段ちゃんとしてないヤツが出るとこ出たら素敵みたいな、醜いあひるの子効果までも狙った二段構えの秀逸な作戦だ。そこでケンシロウみたいに言ってやるのさ。お前はすでにメロメロになっている。どーよ?!完璧じゃん?!」作戦名は明るい家族計画である。

 親愛なる友人に生暖かく見送られ、満を持しての出撃だ。

 早速女の子ベイベーが驚いていた。
「うあーどーしたのスーツなんか着ちゃって」
 僕は精一杯渋い声でこう言ってやったってワケさ。
「惚れるとヤケドするぜ」
 女の子ベイベーが言った。
「まるでうだつのあがらない窓際のサラリーマンのようだわ」

 そーいやぁ、昔デートの前の日に色々計画立てたけど一個もうまくいかなかったっけな。

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スーツ着てたらいいってもんでもないらしい
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愛のズビズバー [コラム]

 ぶぇっくしょいてゃんでぃちきしょーめ、と謎の語尾をつけながらクシャミをすることはよくある。その後に手のひらの付け根の部分で鼻をこするのがポイントだ。ミュージシャンたるもの一度は東京に憧れるもので、クシャミも東京式でなければならないといった意味不明な理由によるものであった。まるで意味が無いことは言うまでもない。ちなみに関西式だと、ぶぇっくしょいわれかすーどこまでなめくさっとんじゃぼけぇほんまにーおんどれケツの穴から手ぇつっこんで奥歯ガタガタいわしたるどくらぁ、という、これまた謎の語尾をつけなければ作法に反するらしい。そーゆー不可解な作法が全国津々浦々にあるのかどーか知らないが、さしあたって鼻水をズビズバーとすすっている。シュビドゥバーと歌いながら。そんな風邪のメロディ。そんなあの頃の僕も、よく池にぶち落ちて風邪をひいていたものだった。

 おかあさまにおたずねしてみたのです。本日、わたくし風邪をひきまして候。つきましては学校を休んでもよろしいでしょうか。おかあさまはわたくしの額に手をやり、自らの額に手をやり、どーもよくわからなかったらしく、体温計を探す旅に出てしまいました。わたくしは当時ハヤっていた、なるほど・ザ・ワールドのエンディング曲のように世界が廻っておりました。ぶっ倒れそうな息子を放置プレイさせながら、満面の笑みを浮かべて体温計を持って戻ってきたおかあさまは、それをわたくしの小脇にはさみこみました。体温を示す水銀が38度線を突破しておりました。わたくしの体温が朝鮮半島でなくてもヤバいことになっておりました。おかあさまは言いました。肩に手をやり、こう言いました。「気合と根性よ」わたくしのおとうさまとおかあさまの世代とゆーのは、巨人の星を代表とするスポ根世代でございました。おかあさま、おかあさま、わたくしには、大リーグボールを投げることも打つこともできそうにありません。ましてや身長くらいあるビル解体用の鉄球を鋼鉄のバットで打ち返す練習とか無理です。絶対無理です。あの花形満の前髪からして無理があります。おかあさまは、やはりタフでハードボイルドな笑みを浮かべて言いました。「気合と根性で治る」おかあさま、一体何がしたくて体温計を使ったのですか。

 場末のバーのカウンター。ぶぇっくしょいてゃんでぃばろちきしょう。「どうやら、風邪をひいたようだ」女の子ベイベーは、無言でスツールを一個ズレて向こうに行った。「・・・うつさないでよ」今なら妖怪人間の気持ちだってわかるような気がした。両手の人差し指と薬指を折りたたんで「あやしいもんじゃないよう」などと言ってみる。さらに向こうに行った。早く人間になりたい。僕はマスターにエッグノックを注文して、人生を語り始めた。女の子ベイベーを口説くには絶好の、田村正和先生ばりの鼻声だった。「王子と玉子はよく似ているな、どちらもキミが必要だ」

「早く風邪治せば?」
「つめてぇな」
「熱くなればいいのよ」
「とっくにお熱さ」
「汗かくといいのよね」
「手伝ってくれるのかい?」
「手伝ってあげてもいいわ」

 実にエロ本的な近未来予測を立てていた。

 まさか、それがこの場で、気合と根性によるスクワット100回だなんて思わなかったからだ。

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風邪っ弾きのズビズバー
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愛の歴史上人物 [コラム]

 会ってみたい人や話してみたい人は沢山いるけど、歴史上の人物とゆーのはドーだろう。マリー・アントワネットや聖徳太子、アレキサンダー大王、ジミ・ヘンドリックス、ツタンカーメン、風船おじさんといったお歴々に会ってみたいかといわれれば、ミーハー根性丸出しで会ってみたいがしかし、会って別にドーとゆーこともないのが実情とゆーものである。さしあたって聞いてみたいことは色々あるが、聖徳太子のパンツの色なんてあんまり聞いてもしょーがないよーな気もする。

 例えばここに、歴史上の人物として小野妹子がいたとしよう。このヒト、聖徳太子のパシリで遣隋使と称して一方的に「オレの日本とオマエの隋は今日からダチだ」とかいう内容の国書を持っていった人である。一応、偉い人である。パシリだが。どっかの事務所の応接セットの椅子に座る小野妹子。妹萌えのヒトにはたまらない名前である。隙あらば「おにーちゃん」とか言わせてみたい。「いや、男性の方だったんですねー、てっきり女性の方だとばかり」僕は言ってしまうだろう。いかなる歴史上の人物といえども、相手が女の子ベイベーであればインタビューと称してスリーサイズとか彼氏の有無とか、いたらいたで浮気についてどう想うかとか、休みの日程とか、今夜の予定とか、おにーちゃん萌えかどうか聞きたくてウキウキしていたことは言うまでもない。生き様とは多分そーゆーものだ。一体何に裏切られたのか良く分からない、そんなやり場のない憤懣のままに、「新宿二丁目にいいゲイバーがあるんですがどーでしょう」とか、本人も気にしてそうな無礼なことを言ってしまいそうで自分が怖い。絶対インタビュアーとかそーゆー職業に向いてない気がする。小野妹子がもしワラキア公国ヴラド串刺公ばり苛烈な性格だったら、開始二秒で無礼討ちである。

 同様に、歴史上のゲイ列伝によく列記される愉快な人々(プラトンとかダヴィンチとかミケランジェロとか松尾芭蕉とか)をハッテン場にほりこんでみたり、半ズボンの少年について「ドーですかドーですか」と某社長の如くおすすめしてみたり、話を聞いたりしてみたい。まったく無礼きわまりない。

 場末のバーのカウンター。
 僕らは例によって与太話をつまみに、イギリスのスコッチをロックで飲っていた。
「歴史上の人物に会って、話してみたいなんて想うことはあるかい?」
 女の子ベイベーにきいてみる。
「吉川晃司」
「・・・それは、NHK番組史上とかそーゆーイキオイの歴史か?」
「サイン下さいって言うの。名前入りで」

 そんな歴史に残らない秘密の夜だった。

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小野妹子が妹萌えなのか気になって眠れない
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愛の豪華朝食 [コラム]

 朝食は簡単なものと相場が決まっているらしい。それには深いワケがある。「きゃあ!おかーさんどーして起こしてくれなかったの!」と叫んだ女学生ベイベーが、「何度も起こしたじゃない」と、お母さんに言われつつ数分で朝食らしきものを平らげて、パンをくわえた状態で「いってきます!」と叫び、そこらのカドで不良っぽい転校生とドッシーンという擬音とともに激突しなくてはならないからだ、多分。そのためにも、朝食というものは簡単でなければならない。そんな簡素な朝食にも、玄人としてはこだわりとゆーものがあるわけで、「これが出てきたら豪華」なんて思うのはもちろん満漢全席を代表とする宮廷料理の数々なんだが、全席食ってたら流石のヒロインもそこらのカドでドッシーンとぶつかるどころか5時間目から満腹で登校という事態になりかねない。さりとてタフでハードボイルドな庶民派の豪華とゆーのは、銀シャリが夢のコシヒカリとかそんな勢いである。それでは絵的に豪華を主張するのが難しい。そして、うちのおかんはニヤリとタフでハードボイルドな笑みを口元に浮かべると、昨夜の残り物のスキヤキに火を通しはじめるのだった。

 豪華な朝食というのが実際にどんなものなのか知らないが、リゾートホテルなんかに泊まると、朝は大体バイキングである。だからといって朝も早よから北欧の海賊がビール片手に出来上がってるというワケではなくて、出来上がってるのはうちの酒飲みのオヤジである。見なかったことにして振り返れば、壁一面にはズラリと和風洋風中華まで各種様々な朝食のネタが取り揃っていた。僕は洋風のソレを選んでみる。焼きたてのクロワッサンにカリカリになったベーコンエッグ。湯気を立てているウインナー。サラダ。フルーツ。オレンジジュース。壁一面はデカイ窓。そして向こうはシーサイド。僕は今日一日をどんな風にエレガントに過ごそうかなんて考えていた。そして、うちのおかんはニヤリとタフでハードボイルドな笑みを口元に浮かべると、ふところからタッパーを取り出すのであった。

 ティファニーで朝食を食いたい。そんなオードリー・ヘップバーンみたいに、僕とオヤジは開店前のパチンコ屋。その前でポケットから、昨日買った冷めてるお好み焼きを取り出してモソモソと朝飯を食っていた。まったく絵にならない風景である。何しろ巨大なパチンコ屋の前は吹きっさらしで寒いんだ。ポケットから取り出すボスブラックの缶コーヒー。人生みたいに苦い味だ。「この金が今に何倍にもなるんじゃあ」それもまた、多分豪華な食事だったんだろうきっと。

 場末のバーのカウンター。女の子ベイベーの手前、格好つけて言ってみる。「キミと夜明けのモーニングコーヒーが飲みたいんだ」僕らはすっかり酔っ払っていた。すったもんだがあったんだ。何しろ夜通し飲んでからだ。そして朝食をとることになった。「・・・何が食いたい?」「ラーメン」「無茶ゆーな」

 そんな豪華な朝食のメニューは、一杯700円の迎え酒だった。

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キミと夜明けのモーニングラーメンが食いたい
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愛の遠距離恋愛 [コラム]

 遠距離恋愛の愛しさと切なさと心強さをキミは知っているだろうか。あれはそう、遠い昔のコトだった。愛し合う二人が離れ離れになるとゆーのは、随分古典的な離れ技なのだが現実問題、色々大変なのである。たとえば電信電話代。たとえば旅券交通費。たとえばフイに感じる激烈な不安。遠距離恋愛と称し極東の島国に在住するタフでハードボイルドでロックンロールで純朴な一個人をだまくらかして、地上観測衛星を含めた特殊撮影チームが刻一刻とその模様を中継し、高級サロンで貴族階級がセンベイ片手に愉快な思いをエンジョイ満喫しているのではないかというそんな、ありもしない不安に駆られるわけである。そんなワケは無いのだが全く無いとも言い切れない。離れた場所に在住の恋人を想う切なさとゆーのは、大体タワケたものであると相場が決まっているのである。仮にだ。もし隣にハニーベイベーが住んでいるからといっても、安心なんて出来ない。出来るはずがない。ジャニーズ系の米屋が、白い歯なんかキラッキラ輝かせて昼間っからハニーベイベーの家にあがりこみ「オレはマハラジャのVIP会員だぞ」とか何とかいいながら、何してるか分かったもんではない。そんな不確定性原理とは、量子力学における基本原理で物理量の組み合わせにおいて測定精度に上限があることを示すものだが、女の子ベイベーの運動量と位置を同時に測定することなどまず不可能である。そこでボーアが提唱したコペンハーゲン解釈によるとこうだ。「それはもともと決まっていないからだ」拡大解釈して意訳すれば、僕が同時刻現在もダーリンであるという保障など何もないわけである。まして相手の女の子ベイベーは「うちの電撃は宇宙一だっちゃ!」とか何とか問題のあるセリフを吐きながら、ろくでもない僕につきまとうなどといった、奇特な趣味は持ち合わせていないはずである。そんな不安と焦燥の鉄板の上で、こんがり焼かれたりもする。遠距離恋愛ともなれば、それはなおさらのことである。

 恋人を想う気持ちは離れれば離れるほどに増してゆく。「女の子ベイベー」をイコールとし「想い」掛ける「距離」の二乗とかそんな勢いで想いは募る。普段会えないハニーベイベーだからこそ。想いは募りまくるわけである。言ってみれば放置プレイに他ならない。想像の中で遠距離女の子ベイベーと過ごす日々を妄想し、めくるめく倒錯のパラダイスがウエルカム大歓迎ようこそここへクッククックー言いながら出番を待っていた。誰が青い鳥やねん。しかしながら、今度会ったらこんなデートをしよう。あんなコトをしよう。あまつさえそんなことまでしたい。隙あらば描写的に袋とじにしなければ表記できないそんなことまでやってみたい覚悟である。しばらく見ないウチに大変なことになってるワケである。歯と歯がぶつかる猛烈なキッスも悪くはないよ。そこいらが多分、遠距離恋愛の醍醐味ってヤツなんだろう。

 不確定な女の子ベイベーが、手を伸ばせば髪をなでられる位置で笑っていた。
「また、会おうね」

 コペンハーゲン解釈を前にして、かのアインシュタインは言った。もともと決まってないなんて、そんなことはないよ。決まってるんだけど人間にはそれが認識できないだけだ。僕らが出会ったのが運命だと言うのならば、そっちの方を信じてみたい。

 そして新幹線は、時速200キロで女の子ベイベーをさらって行った。

 ジャニーズ系の米屋は、新幹線の運転手に転職したんじゃないかと不安になった。

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愛の百年前 [コラム]

 科学の進歩は近年めざましい勢いで進歩しているらしい。タフでハードボイルドな全自動洗濯機がピーピー鳴っていやがる。洗濯が全自動だったら干したり畳んだり雨が降ったら取り込んだり、洗剤買いに行ってほしいものだが、それでも百年前に比べたら随分と進歩したものだ。もしも現代に100年後未来の誰かがタイムスリップしてきたら、言ってやりたい。「ド○えもーん、全自動洗濯機出してくれ!」きっと干したり畳んだり雨が降ったら取り込んでくれたり、洗剤買ってきてくれたりするに違いない。名前はもちろん愛妻号。洗濯機ハアハアである。1988年に「感じる愛妻号」として登場したそれは一気に全自動洗濯機の普及率を25%までぶち上げたヒット商品であった。自慢の嫁を紹介しますとか言われてソレが出てきた時にはどーしょーかと思ったもんである。そーいえば、ガンダムだって型番はRX-78とか言うくらいだから、マツダ社がRX-7の後継として開発してるかもしれない。ガンダムがロータリーエンジンで動いてるのかどうか不明だが、そんなテクノロジーの進歩である。100年前過去の誰かが現代にタイムスリップしてきたら、きっと愉快なんだろう。

 今から百年前、明治39年。夏目漱石がブイブイいわしてて、世界最初のアニメ映画がアメリカで公開されて、ラストエンペラー愛新覚羅溥儀が生まれた年である。清朝最後の皇帝にして、しがない庭師として一生を終えた最期の言葉は「チキンラーメンが食いたい」そんなエンペラーについては語ることは色々あるのだが、それよりも当時女の子ベイベーはみんな海老茶式部であった。矢絣の着物に海老茶の袴姿、そして洋靴のコンボが萌えるわけである。どうせ百年前からタイムスリップしてくるのならば、そんな女学生ベイベーであってほしい。ちなみに残念ながら、はいからさんが通ったりするのは大正時代の話で、サクラ大戦(太正12年~)がえらいことになるのは、それからしばらくした後の話である。

「これは何?」エレキギター。「これは何?」ギターアンプ。「これは何?」名作エフェクター、メタルゾーン。自慢のロックでしびれさすぜ。百年前の女学生ベイベーにタフでハードボイルドなロックンロールをお見舞いしてやったらモテるかもしれない。いくぜ100億ビート。「これ、なに?」ロック。「滝廉太郎の方がいいわ」

 百年前にそんなもんはなかったらしい。

 全自動洗濯機が、はやく洗濯物を干しに行けといっていた。

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ロックなんてまだ50年かそこら
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愛の理想結婚式 [コラム]

 幼女ベイベーの夢といえば「およめさん」と相場が決まっているらしい。ちなみにタフでハードボイルドなロッカーだって好奇心と経済的事情から「およめさん」になってみたいと思うことはある。だがしかし、勢いぶった切ってカリフォルニアに高飛びするとともにハードゲイあふるるチャペル・ウェディングとゆー流れは勘弁して欲しい。さしあたって僕はまだ結婚する予定はないのだが、そんな幼女の夢、憧れの晴れ舞台、魅惑のウェディングベル、ザ・結婚式。平均価格は大体800万円らしい。しかもこの町、名古屋では、出来るだけ結婚式とゆーのは派手にやらねばならんという言い伝えがあり、他県の人々にとっては実にハタ迷惑な話になっている。紋付袴の白髪の親父がトラック五台分の嫁入り道具とともに町中練り走ったり、味噌煮込みが食えないと激怒して結婚に猛反対したりするらしい。地元の人間としてはあんまり聞いたことがない。

 かつて、日本にやってきたカトリック教会の宣教師ルイス・フロイスは愕然としていた。当時の日本人庶民ピープルを見て愕然としていたのだ。曰く、こいつら結婚式やってねえ。神に誓ってやってねえ。文字通り神様のお許しなんて貰ってねえ。結婚ゆーても自分チで仲間呼んで酒飲んで騒ぐだけやないかい。お前らなあ、そーゆーもんは普通、神様の前で誓い合って一生嫁さん大事にするもんやで。ところが奥さん、ちょっと聞いて下さいよ。何人とでも結婚するヤツぁいるわ、離婚するヤツぁいるわ、その上、再婚しても怒られないってドーユーコトでぃすかと。てめえら人間じゃねえたたっ斬ってやる。と、思ったとか思わなかったとからしい。16世紀日本、戦国時代もたけなわ。信長秀吉の時代である。そーゆー話をスペイン本国に書簡で送っていたものである。ちなみにその場合の平均価格は、その日にみんなで飲んで騒ぐ酒代くらいなので、つぼ八で換算すると大体3万円くらいからである。

 大きな会場はヒトでごったがえしていた。礼服にネクタイ。片手に祝儀袋。集まった全ての人が、大なり小なり二人を祝福していた。おめでとう、ありがとう。それはちょっとした特別なイベントだ。信じあう二人にとってはこの日、その人生の中で、いつまでもいつまでも輝く思い出として刻まれる特別スペシャルな記念日なのだろう。嫁さんが泣いていた。旦那は困った顔をして笑っていた。誰もがそれを祝福した。誰もが二人を祝福した。幸せになってほしいと願った。幸せになれないはずがない勢いだった。そーゆー結婚式に、なんぼつっこんだっていいと思う気持ちはよくわかる。だがしかし、だがしかし、気に入らない点が一つある。

 新婦ベイベーが、きっと僕より目立つことだ。

 そんなあなたに朗報。

「ダブル花嫁というのはどうかね?!」
「豆腐の角に頭でもぶつけてくるといいわ」

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豆腐シャンプーは後が大変
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愛の早起き [コラム]

 早起きは三文の得というが、予定より遅く起きることはあっても早く起きることはなかなか無い。カーテンの隙間から差し込むうららかな陽射し。目覚まし時計の針は、早速ありえない方角を指していた。ぶっこわれてんじゃねえのかコレ。冷たい汗がじわり。テレビの中の坊主が「あわてないあわてない、一休み一休み」などとゆっている。部屋の時計、パソコンの時計、電話の時報、その他もろもろが一丸となって冷酷に事実を告げていた。「XXXX!」外人ばりに表記できない口汚い言葉で罵ってみる。なんてこった。慌てずになんていられるか。まごうことなき寝すぎである。ロックを愛する者としては、酒かっくらって酒瓶抱いて爆睡するかたわら、こっちは意識不明だってのに朝もはよから突然鳴り出す目覚まし時計。ひっつかんで壁に投げ捨てるくらいのことはやりかねない。寝る子は育つというが近年、育ってくるのは腹だけである。まるっきり育ってほしくない。むしろ人生、小学生くらいまで若返って妙に大人びてこまっしゃくれた子供になり、難事件を次々と解決したりしてみたい。ちなみに真の名探偵とはいつも、誰か死んでから事件を解決するもんらしい。

 早起きをするぞ。毎朝、3文から儲かるご家庭の主婦でも可能なビジネスソリューションだ。一週間で21文。ジャイアント馬場先生の16文キックより儲かる計算である。ひと月4週間として大体84文。一年で1095文。寛永通宝一文を寛永年間の銭湯利用料金6文とし、現在の風呂屋の利用料金700円から見れば一日350円儲かるらしい。一年で12万7750円。なんとひと月一万円からである。換算すると馬場先生としては5600円キックである。ちなみに、貨幣価値などというものはどんどんかわっていくものと相場が決まっているので、江戸時代後期慶応年間になると風呂屋も高く24文。ロシア民謡「一週間」のごとく週に一回くらいしか風呂に入れない計算だ。トゥリャリャー。つまり、円になおすと大体三文88円。一年で大体3万2千円。月収2600円くらいである。馬場先生のキックも467円相当である。適当絶頂のいいかげんな換算なのであまり信用に足るデータではないがつまり、多分あんまり儲からないということだ。

 目が覚めると小鳥が鳴いていた。どうやら早起きしてしまったらしい。三文の得の支払い元は依然として不明だったが、タバコに火をつけて、本来起きるまでの時間を何して過ごそうか考える。紫煙が部屋に溶けていった。フッ。二度寝は値千金の幸福らしい。どちらがより利益率が高いかなど言うまでもない。大体グラム2000円からの幸福のハズである。僕はココロザシも新たに、灰皿にタバコを押し付けると、おふとんをかぶった。

「そんな言い訳が通用すると思っているのかしら」
「正直スマンかった」

 女の子ベイベーの機嫌はプライスレス。遅起きはバブルが弾けて焦げ付いたような莫大なマイナス資産を抱えて出番を待っていた。

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早起きしたら昼寝する
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